” ドロン葉 ”

昔･･･よく子供たちと「ドラえもん」のビデオを見ました

まだ、大山のぶ代さんがドラえもんの声をしてた頃のものです



中には思わずポロリ･･･と涙が落ちてしまうようなお話もありました





「ドロン葉」（ﾄﾞﾛﾝﾊﾟ）もそんなお話のひとつです




「凶暴」と言うあだ名の男の子と、「ベン」と言う名の犬の物語・・・



ベンは、凶暴から毎日のように虐待を受けながら暮らしている

大人しくて、とても可哀想な雑種の犬でした

ある日ベンを気の毒に思ったのび太くんが

ドラえもんの道具のひとつ

「ドロン葉」をベンにあげます

ドロン葉を頭にのせて誰かと見つめあうと

身体が入れ替わってしまうのです

いつものように、ベンを叩こうとして睨みつける凶暴



すると・・・


ドロロンパッ！

何と！凶暴とベンは本当に入れ替わってしまいます

人間の姿になり、自由を手にしたベンは外の世界へと飛び出していきました



自分は犬になってしまったと知った凶暴は、猛然と怒りました

しかし、いくら叫んでも自分は鎖に繋がれているのです

凶暴は、暴れても暴れてもどうにもならない鎖に、疲れ果ててしまいました

そして疲れ果てた体で、ふと考えるのです

今までベンにしてきた仕打ちを・・・

鎖に繋がれ、なんの抵抗も出来ずに叩かれていたベンの気持ちを・・・




そして、また・・



幼いころにベンと楽しく走り遊びまわった日々も、想い出しました

ボロボロになったベンの餌皿を見ながら、凶暴は、何とも言えない気持ちに

なってしまいます






一方・・・

ベンもベンなりに、何かを想い


凶暴の元へと帰っていきます

ベンが仕返しに来たと思った凶暴は、「さ～殺せ！」っとばかりに覚悟を決め、

ベンの前に体を投げ出すのです

しかし・・・

ベンはバットを投げ出し、

凶暴を優しく見つめました

見つめ合うふたり・・・



その時


ドロロンパッ！

二人の体が元に戻ったのです


優しい優しいベン・・・♡

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


その夜、


凶暴は、


いつまでも・・


いつまでも・・



ベンを抱きしめていました・・・♡

久しぶりにＶＨＳを引っ張り出して見てみたら

泣けたぁ～。゜゜(´□｀｡)°゜。ﾜｰﾝ!!

もうこの物語は永遠の名作ではないでしょうか♡

さて！

私がビデオを見ながら恥ずかしくも泣いている間

ビッキーさんはというと・・・

「苦しくないっすか？」って感じで寝てました （；＾ω＾）ｱﾘｬｯ!!